血糖値を計るだけではダメ!
一般の健康診断では、早朝空腹時の血糖値だけを測ることが一般的です。
しかし、糖尿病患者さんの中には空腹時の血糖値が正常で、食後の血糖値だけ高い人もいます。
そのため、糖尿病を見逃さないためには、ブドウ糖負荷試験が適しているのです。
当院では来院による人間ドック、あるいは外来診療でのブドウ糖負荷試験を積極的に行っています。
これは、食事をしないで来院していただき、空腹時にブドウ糖負荷後1時間、2時間の血糖値とインスリンを測定します。
これにより、糖尿病やその予備軍の診断が可能となるばかりではなく、治療方針の決定にも役立ちます。
- 管理栄養士による栄養指導が受けられます。(予約制)
- 血統の平均値(ヘモグロビンA1c)は当日結果をお示しし、治療方針を説明しています。
- 岩手医科大学・県立中央病院・盛岡市立病院など専門医療機関と連携し、外来でのインスリン導入も可能なケースでは行っています。
糖尿病と診断されたら…
毎月の医師の診察や検査によって治療方針を決め、経過を観察していきます。
その他、食事療法については管理栄養士の作成したメニューを紹介。また日常食べているお弁当を持ってきていただいて、その内容についての指導も行っております。食事前後の血糖測定や、運動前後の血糖値の変化も確認しています。
肥満を防ぐためのアドバイス
- なるべく食材の種類が豊富な料理を食べ、主食を減らす。外食も副菜が多いものを。
- 脂質を控える。揚げものでなく焼きもの・煮ものを、ポタージュでなくコンソメを、アイスクリームでなくシャーベットを選ぶ。
- 「早食い」「ながら食い」「まとめ食い」はしない。
- 特別に時間を割いて行う運動は長続きしない。まず歩くことを習慣づける。
- 食事も運動も最初から激しくしない。あまり厳しいと長続きせず挫折してしまいがち。